ようこそ戸恒畳店へ。戸恒(とつね)でございます。
私は生まれたときから畳屋で育ち、親の家業を継いで畳屋になりました。いつだって畳を触っているのが当たり前だし、畳を触っていることが楽しい。そんな人間です。生涯ずっと勉強。そういう思いで、この稼業を続けています。
簡単に自己紹介させてください。
担任の先生の「家業がある人間は継いでみてはどうだ。合わなければ次の仕事を探せばいい」という言葉で家業を継ぐことに決めました。高校の頃です。
自宅で親父に教わって修行をしましたが、親子だとケンカも多いので、畳屋の親方のところに随分貸し出されました。昔は、住み込みで小僧をやるのが当たり前だったんですね。
見習いのころは給料も少なくて大変でした。。ちょうど世間はバブル期。周りで稼いで遊んでいる仲間と比較してキツいなぁ、、って思っていたころもあります。
初めての仕事は自宅の畳の張り替えでした。親父はなかなか仕事を任せてくれず、厳しかったです。
地味な仕事ですが、畳を仕上げて納めたときにお客さんに「キレイになった。ありがとう」と喜んでもらえるときが、仕事冥利に尽きます。
お客さんの求めているご要望は細かいこともしっかり聞いて、勘違いや思い違いが無いように心がけています。なので、打合せに何時間もかかる時もありますが、畳による材料の違いなどもしっかり理解してもらいたいと思っています。
また、納めたときにも手入れについて説明したり、部屋の掃除もすべて行っています。
特に年配の方は段差で転んだりすることも多いので、手間をとらせないように、と思って掃除に気をつけてます。
嘘のない材料で、親切に丁寧に、が仕事のモットーです。
仲間の親方にむかしこう言われました。
「仕事をした畳の枚数を自慢するな。手を抜けば枚数はこなせる。この畳にどれだけ手間をかけたか? それが職人仕事だ。」
いつも頭に置いて仕事をしています。
仕事の合間の息抜きは車とバイク、自転車にも凝ってます。
ご興味のある方にはいくらでもお話しますよ!(^^
下町の人間ですから、祭りの時期は気持ちが騒ぎます。神輿も担いでます。
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